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April 5, 2013

日本株ファンドの資金純流入が3月に急増

by hisashi.hoshizaki.

日本株ファンド(リッパー分類「株式型 日本株」)へ資金流入が急増しています。リッパーの推計値で、3月の資金純流入額=純設定額(設定額-解約額で、上場投信(ETF)を含むベース )は前月比3.7倍増の+2,734億円に達し、08年秋の米リーマンショック後としては、5番目に高い水準です。直近の資金純流出入の推移を見ますと、12年12月の-1,915億円をボトムに、13年1月-1,095億円、2月+746億円、3月+2,734億円となっており、安倍自民党政権の誕生とともに、日本株ファンドの資金フローが一気に改善していることを確認できます。注目したいのは、日本株市場が3月半ば以降、調整含みの展開となっているにもかかわらず、3月の資金流入が急増したことで、個人投資家が、日本株市場の押し目で日本株ファンドの買いを積極化した可能性を示しています。個人投資家が安倍政権の推進する経済政策に信頼を寄せ、日本経済の再生と日本株市場の上昇トレンド復帰に期待を高めていると言えるでしょう。日本株ファンドが日本の投信市場の主役に返り咲く第一歩の動きといえるかもしれません。世界経済が回復すれば、主要国で最も政策金利の低い円は、安全通貨として売られるため、世界経済の回復と円安トレンドが、日本経済の再生の動きを強力に後押しすることになります。REUTERS/Kim Kyung-Hoon

3月の資金純流入で上位5本のファンドの内訳を見ますと、上場投資信託(ETF)が3本(日経平均型が2本、TOPIX型が1本)で、残りの2本がアクティブ運用ファンドでした。2本のアクティブ運用ファンドは、野村アセットマネジメントの「野村日本ブランド株投資(ブラジルレアルコース)毎月分配型」(推定資金純流入額539億円で593本中の第2位)と国際投信投資顧問の「成長株ジャパン・オープン」(推定資金純流入額256億円で593本中の第4位)です。ブランド株と称される代表的な優良株や成長株で運用するファンドが投資家の支持を集めているようです。野村アセットマネジメントのファンドについては、優良株での運用に加え、通貨選択型の毎月分配ファンドとなっていることが、円安トレンドの中で、高いパフォーマンスの追及と毎月分配を重視する個人投資家層に広く受け入れられていることを示唆しています。

 

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